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2022.04.21
QZSS「みちびき」に搭載される信号認証技術について、開発者の柴崎亮介CTOとマナンダー・ディネスCDOが動画で解説

位置情報が、証明される時代へ。

LocationMind株式会社(以下、LocationMind)は、準天頂衛星システム 通称「みちびき」(以下、QZSS)に搭載される信号認証技術について、開発者で日本の空間情報領域の第一人者である当社Chief Technology Officerの柴崎亮介と、同じく開発者で位置情報活用とスプーフィング対策のエキスパートであるChief Development Officerのマナンダー・ディネスが解説する動画を公開しました。

QZSS(通称「みちびき」)は、日本版GPSとも呼ばれ、高精度な測位や災害時の早期警戒などのサービスを提供する、日本独自の衛星測位システムです。近年、信号測位や時刻同期の分野で脅威とされている「スプーフィング(なりすまし)」への効果的な対策として、内閣府では「QZSS信号認証技術」の開発を進めています。この信号認証技術は、柴崎CTOを中心に東京大学で開発された「GNSS信号認証」の手法をベースにしています。本技術は、現在、LocationMindにライセンス供与されています。

この度公開した対談動画では、柴崎CTOとマナンダーCDOが、位置情報を偽装するスプーフィング(なりすまし)や、それを防ぐ信号認証技術、またこの技術によって私たちの生活がどう変わるのかについて説明しています。

動画はこちら
What is spoofing? - LocationMind

この「信号認証技術」は、衛星を制御する管制局が作成した電子署名をQZSSから送信することで、測位信号の安全性を検証することができるものです。電子署名は秘密鍵を用いて作成され、受信側では、QZSSからの電子署名データと公開鍵を用いて測位信号を比較します。動画の中で、柴崎CTOはこれを「透かし」と表現し説明しています。当社の信号認証技術開発チームは、長年この研究に携わってきました。予てより様々な政府系機関による共同研究に参加し、その他にも公的機関・民間企業・海外企業との共同開発を行うなど、技術の観点から議論をリードしてきました。この信号認証技術は、近く打ち上げられる予定のQZSSに実装されます。また、当技術は、QZSSだけでなく他のGNSS衛星 [1]を利用した信号認証も可能です。

2年後の2024年より、このQZSSを使った測位信号を認証するサービスが開始されます。これに伴い、様々な分野の企業が信号認証サービス事業に参入することが可能となります。例えば、位置情報を公的な証明として利活用することができるようになり、位置情報が電子的な個人情報である「デジタルアイデンティティ」を確立する上で非常に重要な要素となります。信号認証技術の開発者を擁するエキスパート企業として、LocationMindは今後、信号認証ビジネスを更に展開していく予定です。

[1]GNSSとは: 全球測位衛星システム(Global Navigation Satellite System)を指す。日本のQZSSなどを含む、衛星測位システムの総称。

 

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LocationMind株式会社 Communications Manager 里
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