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LocationMindが分析した渋谷の人流データが日本放送協会(以下NHK)と日本テレビ放送網(以下日本テレビ)にて、渋谷ハロウィーンの状況紹介に取り上げられました。
■NHK
▽10月30日のニュース
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20231030/1000098659.html
ウェブ版
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231030/amp/k10014241851000.html
▽11月1日のニュース
https://www.nhk.or.jp/shutoken/newsup/20231101c.html
■日本テレビ
▽10月30日のニュース
news zero 「プライチ」のコーナーにて
https://www.ntv.co.jp/zero/pla-ichi/articles/iosi4jm9a45pouzd.html
※「LocationMind xPop」データは、NTTドコモが提供するアプリケーションの利用者より、許諾を得た上で送信される携帯電話の位置情報を、NTTドコモが総体的かつ統計的に加工を行ったデータ。位置情報は最短5分毎に測位されるGPSデータ(緯度経度情報)であり、個人を特定する情報は含まれない。
◆アフターコロナの2023年東京・渋谷ハロウィーンの状況は?◆
10月31日が近づいてくると日本でも仮装を楽しむ人が増えてきた秋のイベント、ハロウィーン。
東京・渋谷のハロウィーンの盛り上がりは、例年、ニュースに取り上げられています。新型コロナが5類感染症に分類された今年の東京渋谷のハロウィーン時期の人の量に、どのような変化があったのでしょうか?
■2019年から2023年までの各年の傾向
下記グラフは渋谷駅付近250m四方における1時間あたりの最大人口の数をあらわしています。(※渋谷駅周辺に推定居住地、推定勤務地があると推定される人は含んでいません)
今年のハロウィーン当日の最大人数は1時間あたりのピークが7,400人でした。
2022年の10,400人と比較すると、28%の減少、コロナ禍前2019年の13,900人と比較すると46%の減少がみられました。
■ハロウィーン当日の時間帯別人口
こちらのグラフは各年のハロウィーン当日の時間帯別の人口です。
2019年と2023年のピーク時間はどちらも21時ですが、人出の大きさでは46%の差があります。
また、2019年は17時から44%の人口の急激な増加がみられますが、一方、2023年は18時からの増加率が25%と、2019年の約半分ほどにおさまっています。
■混雑状況の比較
左は2019年、右は2023年ハロウィーン当日の渋谷センター街周辺の推計来街者数をあらわしたものです。
赤色は、色が濃いほど推計来街者が多いということを意味します。
どちらもピーク時間の1時間前である20時の様子ですが、2023年は2019年ほど人数が多くないことがわかります。
このようにデータでみると、2023年のハロウィーン当日に渋谷に訪れた人がコロナ前の2019年、あるいは2022年より大幅に減少したことがわかりました。また、2023年は1日を通しても、人口が急激に増加することがなかったことも確認することができました。
2022年に韓国の梨泰院(イテウォン)で起きた150名以上が犠牲になった雑踏事故をふまえ、今年の渋谷区では、渋谷区長がハロウィーン時期に渋谷への来街を自粛するように要請をしたことや、警備の強化や小売店による酒類の販売自粛、近隣飲食店の臨時休業など、多くの規制がありました。
このような規制に加え、ハロウィーン当日が平日であったことも、大幅な減少に繋がったのだと考えられます。
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メールアドレス: pr@locationmind.com