2025年1月9日、当社コンサルタントのDeepanshu Agarwalが、日本土木学会（JSCE）内の「汎化加工された位置情報履歴データの有効活用に関する研究小委員会」主催の国際セミナー「公平で包括的な都市社会を拓く位置情報履歴データの活用」にて講演を行いました。

Deepanshuの発表テーマである「ビッグデータを活用した社会課題の解決と都市計画の推進」では、貧困問題や都市インフラ計画に向けたビッグデータ解析の活用について説明をしました。モバイルGPSデータ、クラウドソース調査、衛星画像、国勢調査データなど、複数のデータを統合し、人々の移動行動を分析して、都市サービスへのアクセスの格差を特定する手法を紹介しました。

この手法により、交通ルートの最適化、サービス頻度の改善、都市計画の高度化が可能となり、持続可能で公平な都市開発の実現を目指します。さらに、非公式居住地域や災害マップとデータを組み合わせることで、脆弱地域の特定と包摂的な政策立案に貢献します。当社では、最先端技術を活用し、持続可能でレジリエントな都市の実現に貢献してまいります。

・フィリピンにおける「貧困影響・脆弱性評価ツール」をアジア開発銀行と共同開発
URL: https://locationmind.com/news/pive-philippines/

・Poverty Impact and Vulnerability Estimator (PIVE)
URL: https://pive.locationmind.net/

・ADB Grant to Develop Innovative Tool for Disaster Management and Urban Planning in the Philippines
URL: https://www.adb.org/news/features/grant-innovative-tool-disaster-management-urban-planning-philippines