LocationMind

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2023.04.12
お知らせ
神姫バスが2023年春のダイヤ改正で LocationMindが集計したGPSデータを活用しました


LocationMind株式会社(以下LocationMind)と兵庫県を拠点に乗合バス事業などを展開する神姫バス株式会社(兵庫県姫路市、代表取締役社長:長尾 真、以下神姫バス)は、昨年6月より協業を開始し、バスの運行ダイヤにGPSデータを活用する方法について、検討を進めてきました。

この協業の結果として、神姫バスでは、2023年4月1日からのダイヤ改正の一部路線において、GPSデータから得られた地点間を移動する人流の推計値を活用し、時間あたりのバスの運行本数や、出発時間の改正を行いました。

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この協業においては、人流データをどのように集計することが有効なのかを、両社で協議を重ね、LocationMindが条件を変えながら集計した複数の人流推計データを作成しました。神姫バスがこのデータの評価を行いながら検討を重ねた結果、検討対象としたバスの運行系統について、従来の神姫バスのノウハウでは捉えきれていなかった「需要」(人の移動の数)と「供給」(バスの運行本数)のギャップを可視化することに成功し、今回の春のダイヤ改正では以下のように反映しました。

【検証路線】
三宮~ポートアイランド島内・神戸空港線

【検証内容】
1.見えない需要(バス以外の移動)に対して、適切な時刻および本数を供給できるか
2.人流動向の変動に対し増便や適切な時刻設定ができるか

【ダイヤ改正】
❑ 新神戸・三宮~神戸空港 線
平日16便、土日祝11便の増便
三宮発で毎時30分前後、空港発で毎時45分前後に時刻設定 ※②の観点

❑ 三宮・神戸~神戸医療産業都市(学校・企業群) 線
朝夕ピーク時間帯に合わせた経路変更および時刻変更による停車便数の拡充 ※①の観点

❑ 三宮~IKEA神戸~神戸どうぶつ王国前(レジャー施設) 線
土日祝で4便の直行便新設 ※②の観点
施設間移動を確認、IKEA神戸止めの便を神戸どうぶつ王国前まで延伸 ※①の観点

 

今後については、GPSを活用した運行系統について、乗客の乗降傾向をモニタリングしながら、今回の活用方法の評価、改善を進めます。また、今回開発した「バス運行における需給ギャップの可視化」の方法については、さらに特徴の異なる多様な路線に対して、適用範囲を拡大できるような取り組みを進めていきます。そして、昨年夏から開発を進めている、クルマの移動における、バスの移動とバス以外のクルマを判定する交通モードアルゴリズムの実用化に向けて、協業を深化させていく計画です。

 

 

神姫バス株式会社について
神姫バス株式会社は、兵庫県中南部を中心に乗合バス事業をはじめ、神姫バスグループ21社で不動産・貸切旅行・飲食・介護・保育などの事業を展開しており、2022年度から始まる中期経営計画では、「バス会社」として地域の移動を支えるだけではなく、地域の価値を高める『まちづくり、地域づくり企業』としての進化を目指しています。

社 名:神姫バス株式会社 (英語表記:SHINKI BUS CO.,LTD.)
所在地:兵庫県姫路市西駅前町1番地
代表者:代表取締役社長 / 長尾 真
設 立:1927年8月
上 場:東京証券取引所(スタンダード市場)
URL:https://www.shinkibus.co.jp/

 
 

本件に関するお問い合わせ先
神姫バス株式会社 総務部秘書広報課 担当:小森・井上
TEL:079-223-1245 FAX:079-223-2122 e-mail:ir@shinkibus.co.jp

LocationMind株式会社 パブリック・リレーション担当:佐野
e-mail: inquiry@locationmind.co.jp