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LocationMind株式会社は、東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」)との共同研究において、GPS人流データと列車の走行位置データを組み合わせ、鉄道利用者の乗換経路を推定する手法の構築と分析を行いました。本研究の成果は、JR東日本の技術論文誌「JR EAST Technical Review No.76」に「GPS人流データを活用した鉄道利用者の乗換経路実態把握」として掲載されています。
| 論文名 | GPS人流データを活用した鉄道利用者の乗換経路実態把握 |
| 著者 | 山口祐樹、小西勇介(JR東日本 研究開発センター フロンティアサービス研究所) |
| 掲載誌 | JR EAST Technical Review No.76-2026 |
| 掲載ページ | https://www.jreast.co.jp/company/innovation/r-and-d/tech/no76/ |
本研究の背景
交通ICカード等の改札通過データでは、駅への入場・出場は把握できる一方、改札内で利用者がどの路線からどの路線へ乗り換えたかを詳細に把握することは困難でした。並行する路線が多く、複数の経路を選べるエリアでは特に、実際の乗換行動を定量的に捉える手法が求められていました。
研究概要
大宮~上野・池袋間(京浜東北線、上野東京ライン、湘南新宿ライン、埼京線)を対象に、GPS人流データの移動軌跡と列車の走行位置を時刻・位置の両面で照合し、利用者が「何時何分のどの列車に乗車したか」を推定する手法を構築しました。これにより、赤羽駅をはじめとする乗換駅において、改札内における路線間の乗換行動を推定・定量化しました。推定結果を自動改札データや応荷重データ(※1)と比較し、同様の傾向が得られることも確認しています。
なお、本研究では、ジオテクノロジーズ株式会社のデータを用いました。(※2)
※1 車両に取り付けられた重量センサーから推計される乗車人数のデータ
※2 プライバシーを保護した位置情報データです。収集、使用する全てのデータは許諾の取れた情報のみを使用しています。また、匿名加工処理により使用する情報から個人を識別することはできません。
各社の役割
| JR東日本 | 研究の企画・推進、鉄道関連データを用いた検証 |
| LocationMind | GPS人流データを用いた乗車列車・乗換駅の判定アルゴリズムの構築、分析 |
| ジオテクノロジーズ | GPS人流データの提供 |
今後の展望
駅構内の利用実態の把握や乗換動線の分析に加え、ダイヤ検討や駅構内の改良計画などへの活用が期待されます。
なお、本研究については、2026年12月に開催される第74回土木計画学研究発表会・秋大会でも論文発表を予定しています。
今後もLocationMindは、人流データの分析を通じて、交通やまちづくりの高度化に貢献してまいります。
お問合せ先
inquiry@locationmind.com
以上